10・17関西国鉄集会報告

2019年7月31日

月刊『労働運動』34頁(0297号03/15)(2014/12/01)

10・17関西国鉄集会報告

3労組の結集のもと320人で国鉄闘争全国運動・関西の結成を宣言!
10・17関西国鉄集会報告
 10月17日、大阪市港区民センターで、国鉄闘争全国運動関西準備会主催の国鉄集会が、320人の大結集で勝ち取られました。
 2010年10月に国鉄全国運動関西準備会を結成して以来、4年間における関西地区生コン支部、港合同を軸にした闘いが、「7・1」情勢の中で、国鉄闘争全国運動を本格的に立ち上げを宣言する集会として勝ち取られたのです。
 冒頭に、国労近畿地本の富田益行さんが基調報告を提起しました。富田さんは「国鉄闘争全国運動関西を本格的に立ち上げ、戦争・改憲、民営化・非正規職化と闘う階級的労動運動をつくりだそう」と国鉄闘争全国運動関西の結成を呼びかけました。さらに「国鉄分割・民営化が一切の始まりだった。3労組共闘は、労働組合の存亡を賭けた闘いとして始まった」と3労組共闘が国鉄分割・民営化に対する労働組合としての危機感を土台に発足し、まさに国鉄決戦を軸に発展してきたことを明らかにしました。同時に、関西地区生コン支部、港合同も新自由主義の労働組合絶滅攻撃を打ち破って、3労組共闘に必然化したこと、そしてこの3労組共闘こそ日本の労動運動を甦らせる推進軸であると提起したのです。
 続いて、国鉄労働者全員が登壇し、動労西日本・大江照巳委員長が「『動労総連合を全国に』は動労西日本の青年労働者の感性から始まった。これこそ青年労働者の待ち望む方針だ」と訴えました。
 動労千葉・田中康宏委員長は「なぜ動労千葉は、30年間国鉄分割・民営化と闘い抜いてきたのか。それは国鉄分割・民営化が膨大な労働者の権利を打ち砕く攻撃だったからだ。1047名解雇撤回ですべてをひっくり返そう。反転攻勢を実現しよう。ここまでいったら労働者は団結するしかない。労働組合を甦らせて、労働者に見えるようになれば時代は動き出す」と呼びかけました。
 関西地区生コン支部を代表して発言した西山直洋執行委員は「安倍政権・資本家側からの攻撃を見抜いて、労働者に発信して闘っていかなければならない。本気で闘う。それはストライキだ。定期大会でストライキで闘う方針を決める。安倍政権打倒の闘いを全国で広げていく」と決意を明らかにしました。
 関西合同労組・黒瀬博匡委員長は、鈴木コンクリート工業分会解雇撤回闘争の大勝利を報告し、「労働者が全てを奪い返す時代が来た」と提起。八尾北医療センター労働組合の灰垣美代子書記長は、西郡住宅闘争の勝利と高槻での全国水平同盟結成報告を行い、植木団地労働組合の参加を紹介し、会場が満場の拍手に包まれました。
 高槻医療福祉労働組合・村山裕子委員長は、「高槻医療福祉労組は、前期執行委員会で国鉄闘争全国運動関西に参加することを決定し
た。経営に対して、賃労働と資本の関係をはっきりさせて、新自由主義と闘い抜く。労組に恐怖する経営に対してスト権を確立した。植木団地労働組合と連帯して闘い抜く」と決意を明らかにしました。
 日教組奈良市・増田順計書記長は、「3労組の闘いに導かれ、4年前の非正規の解雇を撤回させ、試験制度そのものを撤廃させた。一人の非正規の解雇を許さない闘いをつくった。必ずストライキをやり抜き、強大な日教組奈良市をつくりだし、100万の教育労働者を獲得する闘いをやり抜く」と展望を明らかにした。
 全学連の学生は、「学生をがんじがらめにする攻撃に立ち向かい、権力をとっていく闘いをやり抜く」と闘う方針と決意を述べた。
 橋下打倒の闘いを代表して、大阪市職の赤田由行さんが、闘う仲間とともに登壇し「大阪市職役委員選挙で1000、2000の票が闘う私たちに集まった。ここにいるのが新たな執行部だ。建設局での丸ごと民営化に絶対反対で闘おう。絶対反対の闘いが橋下を追いつめている。連合・全労連の労動運動は完全に破綻している。橋下打倒闘争から500万自治体労働者の闘いをつくりだす」と、勝利の確信も高く提起した。
 決意表明の最後に、全国金属機械・港合同の中崎典和副委員長が登壇し決意表明。「闘えば勝利できる時代だ。動労千葉の1047名解雇撤回もあと一歩力が必要な所まできている。港合同は、官民連帯で闘い抜く」と提起した。
 最後に、ス労自主の上村敏行副委員長がまとめを行い、関西における階級的労動運動を推進する運動体として、国鉄闘争全国運動関西の結成の意義を明らかにし、団結ガンバローで集会を締めくくった。

各地の活動0297

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