2018年12月アーカイブ

2018年12月 1日発行 第0345号

(写真 11・10韓国民主労総のゼネストに向けた労働者大会の6万人集会に参加した訪韓団) ◎甦る労働組合 第2ステージに突入した「改憲・戦争阻止!大行進」運動〔特集〕●11月労働者集会と訪韓闘争、日韓労働者理念交流の報告 ●改憲国民投票とは何か ●特区連マイナス人勧粉砕の闘い※11・4集会の総括と今後の課題 白井徹哉(国鉄闘争全国運動事務局長)階級的労働運動を再生・復権していく出発点を作り出したストップ9条改憲発議!労働大改悪・総非正規職化と闘おう! 改憲・戦争に向けた労働
月刊『労働運動』34頁(0345号00/01)(2018/12/01)


月刊労働運動 201年12月号 目次

吉野 元久(全国労組交流センター常任運営委員、 動労東京委員長)  今年の11月労働者集会は、戦後最大の政治決戦である改憲・戦争阻止をめぐって闘われた。その焦点は、間違いなく労働運動の歴史的再生であった。 11月労働者集会では、全日建連帯労組関西地区生コン支部への「共謀罪弾圧弾劾決議」と共に、主催団体を代表して全国金属機械労組港合同木下執行委員から「改憲・戦争阻止大行進運動」(第2ステージ)の発展に向けた「11月集会アピール」が発せられた。 「11月アピール」の第1は、今秋
月刊『労働運動』34頁(0345号01/01)(2018/12/01)

甦る労働組合
第2ステージに突入した「改憲・戦争阻止!大行進」運動

階級的労働運動を再生・復権していく出発点を作り出した 白井 徹哉(国鉄闘争全国運動事務局長) 国鉄闘争と関生支部弾圧粉砕  11月4日、関西生コン支部、港合同、動労千葉、国鉄闘争全国運動、改憲・戦争阻止!大行進の5団体の呼びかけによる11・4労働者集会が開催され、4800人が集まりました。集会冒頭に関西生コン支部への弾圧を許さない集会決議を読み上げ、全体で確認。海外から韓国・民主労総ソウル本部26人、台湾桃園市産業総労働組合の2人が参加しました。東京過労死を考える家族の会が「
月刊『労働運動』34頁(0345号02/01)(2018/12/01)


11月労働者集会、改憲阻止1万人大行進の報告
※11・4集会の総括と今後の課題

 11月4日、関西生コン支部、港合同、動労千葉、国鉄闘争全国運動、改憲・戦争阻止!大行進の5団体の呼びかけによる11月労働者集会が、全国から闘う仲間4800人を結集して日比谷野音で開催された。今年の11月労働者集会は、臨時国会での改憲発議を許さない、関西生コン支部への共謀罪型弾圧をはじめ労働組合破壊攻撃に反撃する集会として勝ち取られた。 安倍は、10月24日の所信表明で今臨時国会で憲法審査会に改憲案を提示することを宣言した。入管法を改悪し、国民投票法改定で公明党などを抱き込
月刊『労働運動』34頁(0345号02/02)(2018/12/01)


ストップ9条改憲発議!労働大改悪・総非正規職化と闘おう!改憲・戦争に向けた労働組合の破壊を許すな!
11・4全国労働者総決起集会4800人が結集!

(写真 民主労総と共にデモ行進する動労千葉訪韓団)  11月10日、韓国・ソウルで民主労総全国労働者大会が開催され、6万人が結集しました。90人を超える動労千葉訪韓団は、民主労総ソウル地域本部とともに11月10~12日の訪韓闘争を闘いました。 ●11月10日 労働者大会  労働者大会は、「積弊清算・労組する権利・社会大改革」を掲げる11月ゼネストを宣言する場として闘われました。 労働者大会は、パククネ政権を打倒して力関係を大きく転換した中で闘われました。集まった労働者たちは
月刊『労働運動』34頁(0345号02/03)(2018/12/01)


韓国民主労総 11・21ゼネストへ 労働者大会に6万人! 動労千葉訪韓団として共に闘った
※11・10~12訪韓闘争報告 片峯 潤一(動労総連合書記)

(写真 チャジンガク団長) (写真 日韓理念交流する参加者)  11月5日千葉市内で日韓労働者理念交流が行われました。理念交流は、2008年ソウル本部の要請から始まり、今年で11年目となります。組織拡大にむけて民主労総から学ぶ意義深い交流でした。(敬称略・文責は編集部)○司会(動労千葉大竹副委員長) 理念交流会を始めていきたいと思います。通訳は、金元重先生と沖山さんです。 ※講演 ●チャジンガク団長(民主労総ソウル本部・訪日団団長)  2018年下半期韓国情勢と民主労総の闘
月刊『労働運動』34頁(0345号02/04)(2018/12/01)


2018年日韓労働者理念交流の報告 ★11・5日韓労働者理念交流
日韓労働者が組織拡大にむけて真剣に議論し、交流を深めた

川添 順一(「とめよう戦争への道!百万人署名運動」事務局 「改憲・戦争阻止!大行進」事務局)「とめよう戦争への道!百万人署名運動」「改憲・戦争阻止!大行進」事務局の川添順一さんに「憲法審査会、国民投票法とは何か」を書いていただきました。 ●はじめに  労働者民衆の怒りと闘いは、安倍の改憲プランを破たんさせ、断崖絶壁に追いつめています。安倍政権は11月下旬になっても臨時国会で憲法審査会を開くことができず、もがきあがいています。12月10日までの臨時国会を延長した上で、年明け早
月刊『労働運動』34頁(0345号03/01)(2018/12/01)

理論なくして闘いなし 闘いなくして理論なし 第21回
憲法審査会、国民投票法とは何か

(写真 「改憲・戦争阻止!大行進・奈良」結成集会) 労組を軸に関生支部弾圧粉砕と一体で改憲阻止の大運動を作り出す!  11月12日、奈良市内で「改憲・戦争阻止!大行進・奈良」の結成集会が開かれました。 参加した日教組奈良市、動労西日本、連帯労組関西生コン支部奈良ブロック、連帯労組トラック支部MK運輸分会、奈良市従教育支部、奈良市従女性部、関合労奈良支部は、「奈良実行委員会を作って、改憲・戦争のための労組弾圧と団結して闘い、改憲を許さない大きな闘いを奈良から作っていく」ことを
月刊『労働運動』34頁(0345号04/01)(2018/12/01)


関西のたたかいの中から!
11・12改憲・戦争阻止!大行進・奈良を結成!

(写真 11・19特区連総決起集会に1300人が結集) 佐藤 賢一(全国労組交流センター自治体労働者部会代表 江戸川区職労執行委員) ◆史上最悪のマイナス人勧  10月10日、特別区(東京23区)人事委員会は、史上最悪の賃金引下げを勧告した。「新2級で最大1万8480円、退職金73万円もの削減。しかも4月に遡及して返還を求める」という前代未聞の攻撃だ。区民と接する特区連の解体攻撃であり、安倍政権の「公務員の岩盤破壊」攻撃そのものだ。特区連が問われ、全国労組交流センター自治体
月刊『労働運動』34頁(0345号05/01)(2018/12/01)


産別・戦線の闘い 第18回
自治体労働者の闘い
特区連マイナス人勧を現場の怒りで粉砕し、勝利したぞ!

(写真 マイナス人勧反対のビラ) 岸上 真寿美(江東区職労・全国女性部部長)  11月21日夜、「人事委員会勧告の見送り」の連絡を受けました。「ついにやった!」という感じでした。今回の勧告は1か月平均1万円、最高で2万円の賃下げ攻撃です。しかも改憲攻撃下の組合つぶし攻撃です。東京の自治体労働者は全員決起しました。各区職労の人事委員会に対する抗議署名、区長会やそれぞれの区長に対する「勧告を実施するな!」の署名はかつてない数が集まりました。体制内の運動では賃下げを半分にするとか
月刊『労働運動』34頁(0345号06/01)(2018/12/01)

ひめじょおん―女性部から
現場の怒りで史上最悪の23区人勧を粉砕した!

 10月30日に「2018年版過労死等防止対策白書」が厚生労働省から発表された。本文は382頁に及ぶ膨大な文書であるが、「過労死防止対策」は何も書かれていない。過労死の実態と過労死を促進する「働き方改革」が宣伝されているだけだ。怒りなしには読めない資料だ。 「~過労死等が多く発生していると指摘のある重点業種・職種(教職員、IT産業、医療)の過労死等の要因等について分析しました~」と書かれているように、分析とデータが羅列しているだけである。 「過労死等防止対策白書」は、過労死等
月刊『労働運動』34頁(0345号07/01)(2018/12/01)


労働組合運動の基礎知識 第50回
長時間労働が過労死・過労自殺の最大の原因

(写真 職場内で仲間と一緒に記念写真) 坪井 静(一陽会労働組合委員長) 大幅賃下げの新賃金制度  私たち一陽会労組のある東京練馬区にある陽和病院(精神科が母体で介護老人保健施設との併設)では、赤字と病院の建て替えを理由にした定期昇給の凍結が今年4月に強行され、そこから大幅賃下げの新賃金制度導入が狙われています。 新賃金表は、現行より定期昇給6割カット、基本給・一時金・退職金も大幅減の生涯賃金ガタ減りの攻撃です。これに体制内労組一部幹部は資本と一緒になって「このままでは病院
月刊『労働運動』34頁(0345号08/01)(2018/12/01)


闘う合同一般労組
新賃金表導入阻止で闘って、組織拡大できる展望をつかんだ!

(写真 職場前でストライキ突入を宣言) 田中 喜美子(牛久入管収容所問題を考える会) 安倍政権下の臨時国会において、外国人労働者の受け入れ拡大をめぐり、出入国管理・難民認定法(以後入管法と記す)の改定案をめぐる与野党の論議が一大焦点化しています。 安倍政権の「移民政策はとらない」の強弁をよそに、この国の人手不足・人材不足はあらゆる分野で極めて深刻です。新自由主義の世界的破産の中で貿易摩擦が深まり、国際競争力を高めることに政・財界は必死です。労働者なくして世の中は回りません。
月刊『労働運動』34頁(0345号09/01)(2018/12/01)

地平線
入管法のさらなる改悪に反対!

(写真 民主労総時局ろう城闘争記者会見)―11・21ゼネストに火をつける キムミョンファン民主労総委員長をはじめとする民主労総指導部は14日午前、青瓦台噴水台前で記者会見を開き△弾力勤労時間制期間拡大阻止△ILO核心協約批准△労働法全面改正△非正規職のまともな正規職転換のための11月21日ゼネストを宣言して、時局ろう城に突入した。 キムミョンファン民主労総委員長は「党・政・青瓦台が民主労総は社会的責任を果たせと非難している。 良く調べて見よう。最低賃金算入範囲拡大と弾力勤労制
月刊『労働運動』34頁(0345号10/01)(2018/12/01)


Workers of the world Unite
労働者は一つ、敵も一つ ◆№41
民主労総「弾力勤労制拡大中断」青瓦台前時局ろう城に突入!

読者の声  私は郵便局で外務員として配達の仕事をしています。郵政の職場はいま、毎日が「戦場」のような状況です。何よりも要員不足が深刻な問題で、超勤が常態化しています。日没が早い秋冬の時期は、真っ暗な中で配達する事も「当たり前」になっています。新たに職場に入ってきた労働者も、あまりにも過酷な勤務なために仕事を覚える前に辞めてしまう事も珍しくありません。せっかく仕事を覚えた労働者でも、何年たっても非正規職という状況ゆえに職場を去っていきます。特に青年労働者が職場を次々と去ってい
月刊『労働運動』34頁(0345号11/01)(2018/12/01)


読者の声、編集後記、マンガ

台湾富士ゼロックス解雇撤回闘争 11・5東京 11月5日朝、台湾から来日した桃園市産業総労組書記のウーチャホンさんと共に、合同・一般労組全国協と動労千葉国際連帯委員会の仲間は赤坂の富士ゼロックス本社に抗議・申し入れを行った。台湾の事業所で狙われる300人の解雇に反対し、11日間のストライキを決行した台湾富士ゼロックス労働組合と連帯した行動だ。 郵政労働者の愛媛県労働委員会闘争 11・6愛媛 11月6日、スキル評価制度と無期転換制度、人事・給与制度の廃止を求める愛媛県労働委員
月刊『労働運動』34頁(0345号12/01)(2018/12/01)


PhotoDocument 2018年11月